女性医師としての視点から

私のような立場で日々診療していますと、整形外科疾患の中でも、思春期や妊娠出産期、更年期を迎える頃に多い症状や、高齢化に伴う痛み、しびれ、不自由さ、辛さを生じる病気などに対して、女性ならではの見方からアドバイス出来ることがあります。中には、そこに共感して頑張っていただける方々も沢山いらっしゃると勝手ながら思っております。痛みやつらさとの付き合い方、学校、ご家族や家事、仕事との関わり方に対して、少しだけ手を差し伸べることで、わずかでも元気を取り戻していただけるのは本当に喜ばしいことです。
男らしい、さっぱりしてる、かっこいい笑、とよく言われてしまう私ですが、女性としての仕事のやりがいをそんなところから感じていることも少なくありません。