ギプス ①

整形外科医生活も長くなりましたが、その過程で、怪我の部分を固定するギプスの材質の変化もありました。私が医師になって数年は、石膏ギプスがよく登場していました。包帯に石膏が付着してるものを濡らして何重にも巻いていくのですが、厚さがないと強度が保てず、また固まるまで長い時間がかかるので、手足を持って支え続けるのに苦労しました。
その後はプラスチックの材質のものに進化しましたので、今では薄く成形しやすく強度もあり、大変便利になりました。中には、ピンクやプルー、イエローなどのカラフルな色合いのもあって、大変な骨折・捻挫生活が少しだけおしゃれに?彩られた経験を持たれた方もいらっしゃるかなと思います。